華南のPM2.5-39

微小粒子状物質(PM2.5)に関するよくある質問(Q & A)2

Q. 「暫定的な指針となる値」を超えた場合は、どのようなことに注意すればよいですか。
A. PM2.5濃度が暫定的な指針となる値を超えた場合には、その吸入を減らすため、屋外で の長時間の激しい運動や外出をできるだけ減らすことは有効です。その際、屋内におい ても換気や窓の開閉を必要最小限にするなどにより、外気の屋内への侵入をできるだけ
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少なくする必要があります。特に呼吸器系や循環器系の疾患を有する者、小児、高齢者 などは、より影響を受けやすい可能性があるので、普段から健康管理を心がけるととも に、体調の変化に注意することが大切です。また喫煙により、室内の PM2.5濃度が大き く上昇することが知られています。

Q. 「暫定的な指針となる値」を超えた場合は、運動会等の屋外での行事は中止する必要が ありますか。 A. PM2.5濃度が注意喚起のための暫定的な指針となる値を大きく超えない限り、運動会等 の屋外での行事は中止する必要はないと考えられます。 これは、「長時間の激しい運動でない限り換気量は大きく増加せず健康影響の可能性も 高くないこと、及び当該行事を中止することによる社会的影響が大きい」ことを考慮し たものです。但し、呼吸器系・循環器系疾患を有する者、小児などは、健康な成人に 比べ影響を受けやすく個人差も大きいと考えられるため、普段から健康管理に努めると ともに、PM2.5 濃度が高い場合には、個人の体調に応じてより慎重に行動することが 望まれます。 また、運動会等の主催者は参加者に事故等が起こった場合に備えて、養護教諭等の 配置や緊急に受診できる医療機関を確保するなどの配慮が必要と考えます。こうした 配慮は特別なものではなく、PM2.5 濃度の高低に関わらず、このような行事を開催する 場合、主催者が通常取るべき措置と考えます。 なお、「大きく超える場合」の具体的な値については、専門家会合においても「現段階 では高濃度域での健康影響に関する十分な科学的知見がないため、具体的な値を示す ことは困難」という結論でしたが、米国の空気質指数(AQI)を参考にすると、日平均 値が 140~150μg/m3 を超える場合、すべての人は長時間の激しい運動や屋外活動を 中止すべきとのアドバイスがなされています。

Q. 「屋外での長時間の激しい運動」とは、どのような運動を指しているのですか。 A. 一概に明示することは困難ですが、マラソン大会のように呼吸器系への過度の負担が 長時間続くような運動が想定されます。 運動会等の屋外活動は、長時間の激しい運動にはあたらないと考えています。

Q. 窓の開閉でPM2.5の影響はどれほど違うのですか。 A. 窓の開閉による屋内濃度への影響を定量的に示した資料はありませんが、窓を開けて おくと屋内の PM2.5濃度は屋外の PM2.5濃度と同等の値になると推測されることから、 窓の開閉や換気は必要最小限にすることにより、外気の屋内への侵入をできるだけ少な くし、その吸入量を減らすことは有効な対策と考えています。

Q. マスクの着用は有効ですか。 A. 微小粒子状物質(PM2.5)に対して、一般用マスク(不織布マスク等)の着用により、 ある程度の効果は期待できますが、PM2.5 の吸入防止効果はその性能によって異なると 考えられます。また、医療用や産業用の高性能な防じんマスク(N95※1やDS1※2以上の 規格のもの)は、微粒子の捕集効率の高いフィルターを使っており、PM2.5 の吸入を
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減らす効果があります。但し、マスクを着用する場合には顔の大きさに合ったものを、 空気が漏れないように着用しなければ、十分な効果が期待できません。一方、着用する と少し息苦しい感じがあるので、長時間の使用には向いていません。 ※1 米国の規格に基づきNIOSH(米国労働安全衛生研究所)が認定したマスク。 ※2 労働安全衛生法に基づく国家検定に合格したマスク。DS1やDS2などの種類がある。

Q. 空気清浄機はPM2.5の除去に有効ですか。 A. PM2.5に対する空気清浄機の除去効果については、フィルターの有無や性能など機種に よって異なると考えられます。一部製品については、各メーカーにおいて性能試験に より一定の有効性が確認されているとのことですが、個別の製品の効果に関する詳細に ついては、製品表示や販売店・メーカーに確認する必要があります。

Q. 農産物の安全性に影響はないのですか。 A. PM2.5が農産物に付着することは想定されますが、懸念されているPM2.5の影響は主に 呼吸器系へのものであり、摂食による健康影響はこれまで報告されていません。

Q. PM2.5と黄砂の関係はどのようですか。 A. 黄砂は、東アジアの砂漠から強風により大気中に舞い上がった砂(土壌・鉱物粒子)が 浮遊しつつ降下する現象です。日本へ飛来する粒子の大きさは4μm 付近のものが 主ですが、一部 2.5μm 以下の微小な粒子も含まれているため、PM2.5 の測定値も上昇 することがあります。 また、黄砂が輸送される過程で、大気汚染物質の発生が多い地域を通過する場合、 これらの物質とともに日本へ飛来することがあります。 なお、明確な結論は得られていませんが、黄砂による健康影響については、喘息等の 症状が悪化する等の報告もありますので、黄砂の飛来に伴って PM2.5濃度も上昇してい る時には注意して下さい。

Q. PM2.5と花粉の関係はどのようですか。 A. 花粉の大きさは 30μm 程度で、PM2.5 よりもかなり大きく、アレルギー疾患の一つで ある花粉症の原因となることが知られています。 花粉と PM2.5 の複合影響については、現時点で明確な知見は得られていませんが、過 去の動物実験では PM2.5の一部であるディーゼル排気粒子が鼻アレルギー及びアレルギ ー性結膜炎様病態を悪化させるとの報告もありますので、PM2.5 濃度が高いときには注 意して下さい。

Q. PM2.5と喫煙(たばこの煙)はどのような関係がありますか。 A. たばこの煙には多くの有害な微小な粒子が含まれており、全席喫煙の飲食店や喫煙室内 のPM2.5濃度は数百μg/m3に及ぶこともあることが報告されています。

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Q. 微小粒子状物質(PM2.5)に関する情報は、どうすれば入手できますか。 A. 環境省ホームページの「微小粒子状物質(PM2.5)に関する情報サイト」 (http://www.env.go.jp/air/osen/pm/info.html)のほか、全国の自治体の関連情報サイト や国立環境研究所のサイトなどがあります。

Q. 現在の濃度に関する情報は、どうすれば入手できますか。 A. 大気汚染防止法に基づき、国や地方自治体が全国645 カ所(平成25 年3 月末現在)で 微小粒子状物質(PM2.5)の常時監視(モニタリング)を実施しています。PM2.5を始め とする大気汚染物質濃度の現在の状況については、環境省の大気汚染物質広域監視シス テム【そらまめ君】(http://soramame.taiki.go.jp/)や各自治体のPM2.5関連情報サイト

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